
遭遇率95%以上!?水納島近くでホエールウォッチングが楽しめるツアーをご紹介!
目次
水納島ってどんなところ
沖縄県には、水納島(みんなじま)という島が2つあります。
1つは、沖縄本島から高速フェリーに乗ったら15分で着く近場の離島。
もう1つの水納島は、沖縄本島から約300kmの距離にある宮古列島(諸島)に属しており、現在は1世帯しか住んでおらず、沖縄本島からの直行便はありません。
今回は、沖縄本島の近くにある水納島についてご紹介します。
那覇空港・渡久地港からの行き方
水納島行きの高速フェリーは、本部(もとぶ)にある渡久地(とぐち)港より運行しています。
那覇空港から渡久地港までは距離が90km程度あり、レンタカーかやんばる急行バスを利用すると良いでしょう。
レンタカーの場合は、那覇空港から名嘉地(なかち)インターへ向かい、沖縄自動車道に乗ります。
許田(きょだ)インターで一般道に降りたら、美ら海水族館方面に向かって走りましょう。
水族館の少し手前に渡久地港があります。
所要時間は1時間半程度です。
レンタカーは事前に予約しておくと、たいていの場合は空港からレンタカーショップまで無料送迎してくれます。
那覇市を離れると公共交通機関が少なくなるので、他の観光スポットも行く予定がある場合はレンタカーが便利です。
ただ、夏のハイシーズンは渡久地港の駐車場も混み合います。
もし所定の場所に停められなかった場合は、チケット売り場の人にレンタカーのキーを預けるようにしましょう。
やんばる急行バスの場合は、「本部博物館前」で下車して10分ほど歩きます。
歩く時間も含めると、1時間程度みておいた方がいいでしょう。
また、有名な観光スポット「美ら海水族館」は、渡久地港から車で15分の距離にあります。
那覇空港から向かうと、美ら海水族館の手前に渡久地港があります。
水納島の半日ツアーに申し込めば、残りの時間で美ら海水族館に行ってくることも可能です。
渡久地港からは高速フェリー「ニューウイングみんな」に乗ると、15分で水納島に着きます。
水納島が選ばれる理由
沖縄本島周辺の海も十分きれいですが、水納島の海はさらにグレードアップします。
離島ということもあって、混雑している時期も若干人は少なめになるので、海のバカンスを満喫したい人にもおすすめです。
海がきれいな上に、海水浴に必要な有料シャワーやトイレなどの設備も充実しているため、有名なビーチと同じような感覚で過ごせるのも人気の理由の1つです。


水納島の魅力
クロワッサンアイランドと呼ばれる三日月形の島の周囲に広がる、エメラルドグリーンの海。
その海ではサンゴ礁が群生しており、色とりどりの熱帯魚が泳いでいます。
陸上では防潮・防砂・防風の目的で植えられたアダンや木麻黄が生い茂っています。
飛行機から見た島の姿は、海の青・砂浜の白・木々の緑が絶妙なコントラストとなっており、非常に美しいです。
訪れた人の多くがその素晴らしさに魅了されるのもうなずけますね。
種類豊富なマリンアクティビティも魅力的です。
青い海と白い砂浜が広がるビーチ
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載された、青い海と白い砂浜が広がるビーチは必見です。
島が近づいてくると、泳いでいる魚や海の底が見えるほど海の透明度が高いことに気づくでしょう。
海水浴だっていつものビーチとは一味違います。
遊泳エリアでサンゴ礁や熱帯魚が泳いでいる姿を観察できるので、お子様も大喜び間違いなしです。
マリンアクティビティを楽しもう
水納島のマリンアクティビティは種類がたくさんあるので、日帰りツアーだけではとても全部を体験することができません。
そのため、来るたびに違うマリンアクティビティを楽しむリピーターもとても多いのです。
ダイビングやシュノーケリングが代表的ですが、パラセーリングやクリアカヤックなどもおすすめです。
ツアーによっては、その場でアクティビティを追加できるプランもあるので便利です。


石畳のきれいな道
時間があれば、ぜひ島内を散策してみてください。
島の道路はアスファルトで舗装されておらず、きれいな石畳の道が続いています。
島には灯台やカモメ岩という独特の景観が魅力の場所も多いため、写真の撮影スポットにも困りません。
ただ、人の手が入っていない場所も多いので、地元の人に案内してもらうと安心です。
水納島付近ではホエールウォッチングが楽しめる!
水納島付近でホエールウォッチングが楽しめることをご存知でしょうか?
ホエールウォッチングは、冬の時期限定のマリンアクティビティです。
ホエールウォッチングの魅力について、詳しくご紹介します!
ホエールウォッチングとは
ホエールウォッチングとは、ザトウクジラを観察するツアーです。
慶良間(けらま)諸島周辺やハワイなどで盛んに行われていますが、沖縄本島から行ける伊江島沖のツアーもあります。
伊江島沖のツアーは、渡久地港や本部港付近より出発することが多いようです。
迫力あるクジラ実際に見ることができるので、とても人気のアクティビティです。
ホエールウォッチングを楽しめる期間
ホエールウォッチングを楽しめる期間は12月~4月とされていますが、ピークは2月~3月です。
子供が生まれ、親クジラと一緒に泳ぐようになるので、遭遇率も高くなります。
ホエールウォッチングのシーズンは夏ほど観光客も多くありません。
のんびり旅行したい人にもおすすめの時期です。
クジラに出会える期間は限られているので、ぜひ体験してみてください。
ザトウクジラの生態
ザトウクジラは、普段アラスカやアリューシャン列島などの北の海で生息しています。
しかし、冬が近づくと、出産・子育てのために南へと移動をはじめます。
世界でもザトウクジラの繁殖地として確認されているのは7ヶ所程度だそうで、日本では沖縄本島から近い伊江島沖、慶良間諸島周辺、小笠原諸島周辺の海になります。
4月頃になり、子供のクジラが親離れできる時期になると、北の海へと戻っていきます。
ホエールウォッチングの楽しみ方
ホエールウォッチングを楽しむには、まずツアーに申し込みましょう。
水納島からのツアーは、船に乗っている時間が3~4時間ということが多いので、心配な人は酔い止めを服用しておくと安心です。
大きな船の方が揺れは少ないです。
船内はトイレもありますし、見晴らしがいい2階建て構造のものもあります。
どのような船で向かうのかをチェックしておくといいですね。
また、自然の生き物相手なので、遭遇するまでに時間がかかると多少ツアー時間も伸びることがあります。
余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。
ホエールウォッチングの魅力
ホエールウォッチングの魅力は、野生のクジラを見られることです。
ザトウクジラは好奇心旺盛なので、船の近くを泳いでくれることも多いです。
時にはクジラが起こす水しぶきを浴びてしまうことも。
巨大な体が海を泳いでいる姿は、それだけでも感動するでしょう。
また、出産・子育てのために南下しているので、運が良ければクジラの親子を発見できるかもしれません。
ブロー(潮吹き)やブリーチ、スパイホップなどクジラ特有の動きが観察できるのもホエールウォッチングならでは。
クジラの豪快なパフォーマンスは忘れられない思い出となることでしょう。
国内でも数少ない激レアツアー
野生のクジラが見られる場所は日本でも数少なく、ホエールウォッチングはとてもレアなツアーです。
ザトウクジラは大型のクジラなので、動物園で飼育しているところもありません。
そんな巨大な生き物を直接見る機会は滅多にないといえるでしょう
大興奮間違いなし!
ザトウクジラはクジラの中でも体が大きい種類で、体長最大約15m、体重約30~40tにもなるといわれています。
そんな大きな生き物が泳ぐ様子を目の前にしたら、大興奮間違いなし!
テレビなどで見る姿とは迫力が全然違います。
ただ泳ぐだけでなく、水しぶきを上げたり海面に体をうちつけたりするダイナミックな動きから、一瞬たりとも目が離せません!
95%以上!?驚異の遭遇率
水納島周辺のホエールウォッチングは、クジラ遭遇率95%以上ともいわれています。
その理由は、ベテランの船長さんが多いからです。
クジラと会えそうなポイントを熟知しているからこその高い遭遇率です。
参加者が誰もクジラを見ることができなかった場合、全額返金を保証しているツアーも多いです。
まとめ
水納島は、沖縄本島の渡久地港より高速フェリーで向かいます。
那覇空港から渡久地港まで90km程度の距離がありますが、美ら海水族館からは比較的近いので、水納島の半日ツアーに申し込めば1日で水族館と両方行くことも可能です。
また、水納島周辺の海では冬の時期にホエールウォッチングが楽しめます。
クジラのダイナミックな動きが近くで見られるので、素晴らしい経験になります。
ザトウクジラに出会える確率は95%以上ととても高いので、機会があればぜひツアーに申し込んでみてください。