透明度抜群の水納島の海で熱帯魚を観察しよう!熱帯魚に出会えるアクティビティ・人気ツアーをご紹介!
目次
水納島ってどんなところ
みなさまは水納島(みんなじま)をご存知でしょうか。
水納島はクロワッサンアイランドという愛称でも呼ばれる小さな島で、沖縄本島から日帰りで行くことができる離島です。
クロワッサンに喩えられる由来は三日月を模したような島の形状。
美しい海と自然に恵まれた島で、人口は50人にも満たない規模でありながら、毎年多くの観光客が足を運ぶ人気リゾート地の一つとなっています。
そして、水納島の大きな特徴はシュノーケリングやダイビングに非常に適しているという点。
熱帯魚などで満ちた海中は景観が素晴らしく、沖縄県の中でもかなり評判の高いスポットだと言えるでしょう。
今回は水納島の魅力とその近海に住む海の生き物たちについて、ご紹介させていただこうと思います。
那覇空港・渡久地港からの行き方
那覇市から離れて北へ向かうと、渡久地港という場所から水納島へと向かう高速船が出ています。
那覇空港から渡久地港へは、レンタカー、もしくはバスが主な交通手段です。
レンタカーの場合は、一般道か高速道路のいずれでも渡久地港へ向かうことができます。
一般道なら1時間と少し、高速道路なら50分ほどの所要時間です。
港に無料駐車場がある点が嬉しく、島に行っている間に駐車料金がかさんでしまうという心配はありません。
バスの場合はルートが複数あり、最も時間が短く利便性が高いのは「やんばる急行バス」に2時間ほど乗って「本部博物館前」で降りる行き方です。
もしくは、路線バスか高速バスに乗車後、「名護バスターミナル」で乗り換え、「谷茶」を目指す道もありますが、これはいずれも3時間以上を要する道のりとなるため、時間も体力も要します。
渡久地港に到着後は水納島行きの高速船が出ており、往復料金は1,710円です。
なお、水納島行きの船は予約ができません。
基本的に当日券を先着順で購入しなければならないため、観光のハイシーズンとなる夏場は、特に注意が必要です。
水納島が選ばれる理由
水納島には毎年平均して60000人もの人々が訪れるとされています。
沖縄県には数多くの離島がありますが、その中でも水納島の特徴として特筆すべき点は沖縄本島との近さです。
渡久地港から水納港まではたったの15分ほどの船旅。
帰りの便も17時台と比較的遅くまで出ているため、沖縄本島への旅行のスケジュールの中に、日帰りでの水納島観光を組み込んでしまうことができるのです。
水納島の魅力
アピールポイントとなるのは沖縄本島からの近さだけではありません。
水納島はたくさんの魅力を秘めた島でもあります。
外周が約4km程度とコンパクトなため、歩いて島を散策するのに適しており、楽しさのポイントが沖縄旅行の目玉となりがちな海遊びだけに留まらないのが水納島。
もちろん島の気候は沖縄県特有の亜熱帯気候であり、いつ訪れても気が安らぐ温暖さに島の全域が包まれています。
青い海と白い砂浜が広がるビーチ
もちろん水納島は海辺の環境も大変充実しています。
海水浴やアクティビティ、波打ち際の散歩などを楽しめるビーチが島内に複数点在していて、賑やかなビーチからひっそりとした空気感のビーチまで多彩に備わっています。
特にメインビーチである水納ビーチは港のすぐ隣に広がっており、美しいロケーションを思いっきり満喫することができるスポットです。
マリンアクティビティを楽しもう
また、水納ビーチはアクティビティスポットとしても非常に優れています。
人気の高い観光ビーチなだけあって、シャワーやトイレ、売店などがしっかり揃っていて、海遊びにはピッタリの環境となっているのが大きな特徴。
各種アクティビティ用具のレンタルも可能なため、水着さえ忘れることなく持参しておけば、思う存分マリンアクティビティを行うことができるでしょう。
透明感に溢れた海は海中の景観も非常に優れているため、シュノーケリングなどを楽しむにも最適の環境となっています。
石畳のきれいな道
そして水納島の陸地の象徴として挙げられるのが、港から集落まで伸びた道に敷き詰められた美しい石畳。
白い石畳は南国の日差しによく映えて、牧歌的な離島のムードにすっきりと小洒落た雰囲気をプラスしてくれています。
島の各方向へ足を運ぶ際は、集落を起点として行き来することになりますが、集落周辺の石畳の道は手入れが行き届いていて歩きやすいのも嬉しいところ。
ところどころに植えられた南国の花々に目を向ければ、この上ないほどの南国旅情を堪能できること請け合いですよ。
沖縄屈指の美しい海で熱帯魚を観察しよう
水納島の海にひとたび潜れば、たくさんの熱帯魚たちと顔を合わせながらの遊泳を楽しむことができます。
例えば、水納ビーチであれば、浜辺からほんの20mほど泳ぐだけで熱帯魚たちがたくさん住まうポイントにまで行くことが可能です。
熱帯魚たちとの出会いも、水納島での海水浴やシュノーケリングにおける大きな醍醐味であると言えるでしょう。
水納島で見られる海の生き物
それでは、水納島の海で会える可能性の高い海の生き物たちをご紹介させていただきます。
いずれも個性的な生き物たちばかりですので、事前に少しでも知識を持って訪れると感慨もひとしおですよ。
ベンケイハゼ
ハゼという魚は種類が現在確認されているだけでも2100種類にも上り、釣りを趣味にされている人にとっては馴染み深く珍しくない魚ではないかと思います。
しかし、ベンケイハゼはその臆病な性格のため、普通の釣りや海水浴ではあまり見かけることのない種類のハゼです。
黄色っぽい体に縦の白いラインが入った体と愛嬌のある顔立ちをしていて、水納島の海では岩の裏などに隠れているケースが多々見られます。
イシガキカエルウオ
イシガキカエルウオは、国内では沖縄近辺など南方の海でしか見ることのできない珍しい魚です。
サンゴの隙間を住処とする生態のため、南の海以外の環境は生きていくのに適していないのです。
正面から見るとまるで笑っているように見える愛らしい顔立ちをしていて、海の中で出会うことができたのなら、癒されること間違いなしでしょう。
タテジマヘビギンポ
真っ赤な体に白い横線というやや派手な姿が特徴的な熱帯魚が、タテジマヘビギンポです。
体長はほんの4cmほどですが、海中でその姿を見かけたならきっと強めの色彩が印象に残るような外見です。
サンゴ礁や岩礁のある深すぎない海に生息しているため、シュノーケリング中に見かける機会があるかもしれませんよ。
アオギハゼ
アオギハゼも水納島の海で出会えるユニークな特徴を持った魚です。
アオギハゼの体長は3cmとかなり小柄ですが、面白いのはアオギハゼという名前の由来となった海面を仰ぐ習性。
黄色っぽく艶のある小さな魚が海面を仰ぐような姿勢で漂っている姿を見たのなら、それはきっとアオギハゼですので覚えておきましょう。
ヤシャハゼ
こちらもハゼの一種です。
白い体にまばらなオレンジの横線が走ったヤシャハゼは、水納島の海の環境を代表する熱帯魚の一種と言えるでしょう。
体長5cmほどの魚であるヤシャハゼは、他の土地にも生息自体はしているのですが、かなり深度のある砂地にばかり住んでいて、会う難度の高い魚でした。
しかし、水納島では比較的浅めの海の砂地に住んでいるのが確認されており、ちょっとしたシュノーケリングなどで気軽に会うことができるのです。
フタスジリュウキュウスズメダイ
フタスジリュウキュウスズメダイは枝状サンゴの近くを中心として生息しており、水納島で見られる熱帯魚の中でかなりメジャーな種です。
白い体に黒いラインが走った見つけやすい外見をしており、群れを成して泳ぐ性質があるため見つけるのは難しくないでしょう。
一緒に遊泳することができれば、海中遊泳の醍醐味を味わえること間違いなしです。
テングカワハギ
今回ご紹介させていただいている熱帯魚たちの中で最もフォトジェニックな外見をしているのが、カラフルな外見に定評のあるテングカワハギ。
テングカワハギは体長が4~7cmほどで、明るめの水色の体に黄色のドットが入ったような、なんともビビッドな体色が特徴的。
その外見はとてもユニークで、もし出会えれば水納島旅行の良い思い出になるでしょう。
ウミガメ
水納島の海では、なんとウミガメにまで出会えてしまう可能性があります。
自力で泳いで行ける範囲の浅瀬で姿を見かけられるケースもありますし、ツアーで開催されているボートシュノーケリングなどで、少し離れた海に潜ればより確率は高まります。
ウミガメと出会えるかは時期や天候などにも左右されますが、運良く出会うことができれば隣を一緒に泳ぐことだってできてしまうほど近くで見られるそうですよ。
クジラ
さらに水納島では、ザトウクジラの姿を見られるホエールウォッチングが開催されているのも大きな特徴です。
さすがにシュノーケリングなどで会える位置にはクジラはいませんが、熟練のスタッフたちがクジラを探してくれるホエールウォッチングツアーに参加すれば遭遇率はかなりのもの。
冬場から春先がホエールウォッチングに適した季節ですので、時期が合えばぜひ参加されてみるのをおすすめします!
熱帯魚を見たいならツアーに参加しよう!
水納島は、浜辺から自力でシュノーケリングなどを行うことで熱帯魚たちと会うこともできる環境ですが、島から少し距離のある海域の方がより熱帯魚観賞に適しています。
それらのスポットに赴くことができるツアーが多数開催されていますので、熱帯魚を見ることが目的であればぜひ参加をおすすめしたいです。
沖縄本島で集合して渡航も手配してくれるというツアーも多いため、自分で移動を考える手間も省けて、効率よく旅行を楽しめます。
熱帯魚を観察できるアクティビティ
水納島で体験することができるさまざまなアクティビティの中から、熱帯魚観賞に適したものをいくつかご紹介させていただきます。
いずれも魅力的なアクティビティばかりですよ!
シュノーケリング
沖縄のマリンアクティビティの王道と言えば、シュノーケリング。
自分で用意するのは水着だけで、シュノーケル、ウェットスーツかラッシュガード、足ヒレといった用具はレンタルすることができます。
資格や知識も求められず、お子様からお年寄りまで参加できる大人気アクティビティです。
楽しみ方・魅力
水納島の海は青く透明で、付近の海域にはサンゴ礁の姿を豊富に見ることができます。
多種多様な熱帯魚たちの愛らしさは上でもご紹介させていただいた通りで、さらに嬉しい点は水納島が温暖な環境であるという点。
夏が暑いのは当然ですが、冬になっても水納島の気温は日中20℃に達する日が多く見られます。
晩夏から秋口程度の気温に留まりますので、真冬の季節でも快適にシュノーケリングを楽しむことができるのです。
冬場は渡航費なども安く済みますので、ぜひ季節を選ばず水納島でのシュノーケリングを楽しまれてみてください。
ダイビング
シュノーケリング同様、海に潜って楽しむアクティビティとして人気なのがダイビングです。
こちらはライセンスが求められ、酸素タンクをはじめとした重装備を身に着けて潜る本格派。
ハードルは若干高めですが、その分よりディープに水納島の海を堪能することができてしまうアクティビティです。
楽しみ方・魅力
ライセンスを取らなければいけないと聞くとなかなか手を付けにくいのがダイビングですが、このライセンスは一度取ってしまえば期限がないというのは見逃せないポイント。
一生の趣味にできるアクティビティであり、呼吸の制約なく海の中を楽しみたいという人にはぜひ腰を据えての取得をオススメしたいです。
また、そこまでの手間を掛けたくはないけどダイビングには興味があるという方は体験ダイビングのツアーに参加してみるのはいかがでしょうか。
体験ダイビングはインストラクターが同伴で潜ってくれるため、ライセンスがなくても海の底の光景を楽しむことができます。
グラスボート
上に挙げた2つのアクティビティは非常に楽しいものですが、いずれも小さなお子様やご高齢者にとっては体力面での敷居が高いという点が悩ましいところ。
そこでお子様やお年寄りと一緒の旅行の際にオススメしたいのが、船の底、あるいは船体すべてが透明のガラスでできているグラスボートへの乗船アクティビティです。
アクティビティと言っても乗って景色を鑑賞するだけですので、どなたでも安心して楽しむことができます。
楽しみ方・魅力
グラスボートの船底からは、接した海をまるで天然の水族館さながらに眺め下すことが可能です。
透明度の高い海をガラス越しに見れば、手を伸ばせばそのままサンゴや熱帯魚たちに触れられてしまいそうなほどの没入感を得ることができます。
もちろん船の透明な部分に使用されている素材はとても頑丈なものですので、安全面の不安も皆無です。
水納島ではいくつかのツアーが開催されていますので、ぜひ参加をご検討されてみてはいかがでしょうか?
おすすめのツアー3選
最後に水納島で楽しめる観光ツアーを3つご紹介させていただきます。
水納島でシュノーケリング!<ボートエントリー>(No.604)
色とりどりのサンゴやお魚に出会える、大人気ボートエントリーのシュノーケリングプラン!
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、ちょっとしたクルージング感覚を味わいながら、気軽にシュノーケリングをすることができます。
水納島で体験ダイビング!<ボートエントリー>(No.605)
インストラクターのサポートのもと、感動の世界へ飛び込みましょう!
透き通る海、きれいなサンゴ、鮮やかな魚たちがあなたをお迎えします。
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、重い機材を背負って歩くこともなく気軽にダイビングができます。
【夏季限定】水納島海水浴フリープラン(パラソル付き)(No.613)
水納島海水浴に選べる種類から組み合わせて自分達だけのオリジナルプランを作っちゃいましょう!
もちろん海水浴のみのお申込みもOK!お客様の旅行御予定に合わせたプラン作成が可能です。
まとめ
以上、水納島観光とそこで出会える熱帯魚たちをご紹介させていただきました。
環境に恵まれた離島だからこそ、足を運ばれる際はぜひロケーションだけでなく生き物たちにも目を向けてみていただけると嬉しいです。
可愛らしい生き物ばかりですので、水納島により愛着が湧くこと請け合いですよ。