沖縄本島ってどんなところ?水納島から行ける?水納島と沖縄本島を徹底比較
目次
沖縄本島と水納島の魅力や観光スポットをご紹介
日本で屈指の観光県といえば、国内でありながら南国のような環境と出会える沖縄県を思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
沖縄県は広い海域にたくさんの島が点在していて、同じ沖縄県内といえども、沖縄本島と八重山諸島の中心地である石垣島の間は、400km以上の距離を海で隔てられています。
そんな広い県内でも、中心地と呼べるのはやはり那覇市を擁する沖縄本島。
両手の指ではとても数え切れないほどたくさんの魅力を誇る沖縄本島は、長年に渡って多くの人々に愛され続けています。
そんな沖縄県にある水納島という離島をご存知でしょうか?
水納島は沖縄本島と程近い島であり、本島と併せて観光を楽しめる土地として、高い人気を博しています。
今回は沖縄本島と水納島への観光について、順にご紹介してみたいと思います!
沖縄本島と水納島の距離
上では簡単に近いとご紹介した沖縄本島と水納島ですが、実際どれほどの距離感なのでしょうか。
実は、沖縄本島と水納島は1kmほどの距離にあるため、非常に近い場所に位置しているのです。
水納島が沖縄本島とセットで楽しめる観光地として親しまれている背景には、驚きの近さがあるからだと言えるでしょう。
沖縄本島から水納島へのアクセス
水納島があるのは沖縄本島から西の海上で、島に行くためには本島西側の海に面した渡久地港から船に乗る必要があります。
渡久地港からは高速船が出ていて、渡航費は往復で1,730円。
約15分の船旅で水納島に到着することができますよ。
沖縄本島ってどんなところ
2つの島の距離感について述べたところで、まずは沖縄本島について見ていきましょう。
沖縄県は国内で最も南にある県で、九州最南端の鹿児島県からも遠く離れた立地ですが、那覇市のある沖縄本島は都市部が充実しており、田舎のような印象は全くありません。
それでいて、都市を離れると美しい海と浜辺があちこちにあり、亜熱帯気候に育まれた雄大な自然で島内が満たされています。
また、琉球王国の時代から脈々と受け継がれてきた独自の文化や史跡がある点も見逃せない魅力だと言えるでしょう。
沖縄本島への行き方
沖縄本島は本土から遠く離れた島であり、行くためには飛行機の利用が必須となります。
大きな都市ですので日本各地の空港から直行便が出ており、アクセス性は非常に良好。
注意点としては、夏の観光シーズンになると渡航費が上がってしまうことが挙げられます。
観光旅行を予定している際は、価格の上下動を見極めつつ検討するようにしたいですね。
沖縄本島の魅力
テレビや雑誌などでも取り上げられることの多い沖縄本島。
数ある観光地のいくつかは、みなさまもメディア越しにご覧になられたことがあるのではないでしょうか。
数ある魅力の中でも特にキャッチーな観光要素として、美しい海とおいしいグルメ、南国の環境に育まれた大自然は特記すべきものと言えます。
それぞれの要素について、順に1つずつ見てみましょう。
綺麗な海でのんびり過ごそう!
青く美しいと謳われることの多い沖縄の海。
その色は単なるたとえではない本当に青さで、またはエメラルドグリーン色の宝石のような輝きです。
その色味が生まれている秘訣は、沖縄の海を代表する生き物であるサンゴにあります。
サンゴは少し風変りな生態を持つ生き物で、クラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物でありながら、海の中で光合成を行います。
厳密には、体に共生させている褐虫藻という植物が光合成を行なっているのですが、光合成と言えば、二酸化炭素と酸素の循環です。
海中でこれが行われると水質が浄化され、同時に排出されるミネラルの効果も併せて海は美しく透明感を増していきます。
さらに死んだサンゴの骨が微細に砕けて砂となったコーラルサンドも、沖縄の海底や砂浜を美しく彩っていて、海の青みと演出するのに一役買ってくれています。
沖縄の海の美景は、名実ともにサンゴありきで成り立っているものだと言えるでしょう。
現地のグルメを堪能しよう!
沖縄本島と言えば、現地特有のグルメも欠かせません。
琉球時代からの長い歴史によって育まれた独自の食文化は、国内の他の地域のものとは一線を画しています。
独特の食べ応えがある麺を、豚の三枚肉やソーキ(軟骨)と豚やカツオの出汁と一緒に食べるソーキそばは、代表的なグルメとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。
それとセットで提供されることの多いジューシー(沖縄風炊き込みご飯)やチャンプルー、豚の角煮に似たラフテー、タコライスなど、おいしい料理を挙げればキリがありません。
料理だけでなく沖縄ならではの食材もたくさんあり、ブランドであるアグー豚、海ぶどう、南国フルーツなど、味もご当地感もたっぷりなものが勢ぞろい。
そんな数々のおいしい食事を、那覇市の繁華街の充実した店で選ぶもよし、広い本島の中から隠れた名店を探し出すもよしと、グルメが完全に1つのコンテンツとして機能しているのです。
琉球時代から脈々と受け継がれてきた気風を感じながら、ぜひお気に入りのグルメを探してみましょう。
大自然の中での最高のリラックスを!
そして、沖縄本島の美景は海ばかりではありません。
約1200平方kmという広大な面積を誇る陸地には数々の素晴らしいロケーションが点在していて、豊かな緑からサンゴ由来の奇特な地形まで、その見どころは多く挙げられます。
島全体が穏やかで暖かな亜熱帯気候の恵みに包まれていて、南国情緒に溢れて木々や花々は心を明るく浮き立たせてくれるようです。
美しい自然景観の中でのびのびと深呼吸をすれば、日常の疲れがすべて吹き飛んでしまうこと間違いなしですよ!
地元民おすすめの観光スポット
さて、沖縄本島には魅力的なスポットが数えきれないほど存在しています。
そのすべてを巡っていこうとすれば時間がいくらあっても足りませんので、今回は地元民からの評価も高いスポットを厳選させていただきました。
街並みから自然景観まで、よりどりみどりの5つのスポットをご覧ください!
美ら海水族館
沖縄本島の観光スポットを語るためには、まず人気ナンバーワンと呼び声高い美ら海水族館を紹介しないわけにはいきません。
沖縄が誇る美しい南国の海について、さまざまな知識をわかりやすく紹介してくれるのが美ら海水族館の特徴です。
ちなみに「美ら」は「ちゅら」と読み、「美しい、清らかだ」という意味の形容詞。
「ちゅらさん」という朝ドラがNHKで放送されていたのをご存知の方は、聞き覚えがある言葉かもしれませんね。
おすすめポイント
美ら海水族館ではその名の通り、美しい沖縄の海をそのまま展示しているかのような美麗な展示群を目にすることができます。
代表的なものとして、いくつかの展示をご紹介してみましょう。
日の光で照らされるような工夫を凝らした配置でサンゴを見ることができる「サンゴの海」水槽は幻想的な美しさで、いつも多くの人で賑わっています。
世界最大の魚であるジンベエザメは驚きのスケール感で私たちを出迎えてくれますし、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタは世界的に見ても貴重な展示です。
大人から子供にまで大人気のイルカショーも行われていて、館外のプールではオキゴンドウやミナミバンドウイルカたちが楽しい無料のショーを繰り広げてくれています。
さらにイルカラグーンという場所に足を延ばせば、愛らしいイルカたちを思う存分眺めることができますよ!
那覇空港からの行き方
那覇空港から美ら海水族館への移動はレンタカー、バス、高速バスの3つの経路が主で、高速道路を利用して2時間、一般道だと3時間ほどの道のりとなっています。
レンタカーのカーナビ検索を利用する場合は、「美ら海水族館」と入力するよりも「海洋博記念公園」、「海洋博公園」などのワードで検索した方が経路が表示されやすいようです。
首里城
沖縄の歴史と文化に触れていく上で重要なのが、琉球時代のシンボルであった数々のグスク(城)です。
沖縄の各地に点在するグスク群は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」という括りで、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
そんなグスク群の中でもとりわけ有名なのが、沖縄本島の中でも随一のランドマークである首里城です。
その朱色の門と建造物は印象的なものであり、各種メディアでご覧になられたことがある方も多いのではないでしょうか。
おすすめポイント
現在は都道府県の1つに数えられている沖縄県ですが、以前は琉球王国として異なる歴史と文化を育んできた土地でした。
そんな歳月の残り香を感じさせてくれる首里城は、沖縄本島でも屈指の人気観光地です。
2019年の火災で正殿や6棟が全焼してしまいましたが、首里城はこれまでにも4度の全焼を経験している建物であり、そこから何度も復興を遂げてきました。
再建に向けた準備も着々と進められていて、元通りの姿を見られる日も遠くはないでしょう。
また、かつて王族の礼拝所であった園比屋武御獄石門(そのひゃんうたきいしもん)という施設は首里城内に現存していて、しっかりと見学することができます。
復興半ばの今でも見どころがある施設ですので、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
那覇空港からの行き方
那覇空港から首里城までは、レンタカーでおよそ25分ほどの距離。
カーナビで経路を検索する場合は、「首里城公園」と調べるのがおすすめです。
また公共交通機関を利用される場合は、「首里城公園入口」のバス停で降車すれば、すぐ目の前が首里城となっています。
国際通り
沖縄本島の繁華街と言えば、グローバルな雰囲気をたっぷりと味わえる国際通り。
米軍基地がある沖縄は非常に国際色豊かな土地柄となっていて、まるで日本から出たかのようなムードは心を沸き立たせてくれること請け合いです。
ファッションからグルメまで、たくさんの店舗が軒を連ねた商業エリアであり、買い物などを楽しみたいのであればここを訪れましょう。
おすすめポイント
国際通りは大きな商店街を中核としたエリアであり、単なる商店だけでなく、沖縄の若者文化の流行の発信地でもあります。
お酒を提供している夜のお店も多く、おしゃれな店が集まっていることから沖縄の人々にとっての社交場とも言えるでしょう。
また単純に飲食店がたくさん集まっているというだけでなく、食べ歩きができるようなお店があるのも観光客にとっては嬉しいところ。
お土産物屋も充実していてアクセス性も良く、付近には宿泊施設も多数存在しています。
国際通りを拠点に沖縄本島を巡るのも、とてもおすすめです。
那覇空港からの行き方
那覇空港から国際通りまではとても近く、レンタカーだけでなく都市モノレールの「ゆいレール」を利用して移動するのも便利です。
レンタカーだと移動時間は約15分。
ゆいレールに乗っていく場合は「県庁前駅」、もしくは「牧志駅」で降りると良いでしょう。
万座毛
次は沖縄本島で一番のリゾートエリアである恩納村が生んだ大絶景、万座毛(まんざもう)をご紹介させていただきます。
約20mの高さを誇る琉球石灰岩の崖の上から、美しく輝く東シナ海を眺めることができるのが万座毛の特徴。
この崖を指してかつての琉球王が、「万人が座するに足る毛」、「万人を座らせるのに十分な野原」であるという意味の言葉を残したという伝承が地名の由来となっています。
いわば、王様お墨付きの景勝地なのです。
おすすめポイント
万座毛から見える海は青く澄んだ宝石のような色彩。
特に天気の良い日であれば、思わず声が漏れてしまうほどの想像を絶する美しさと出会えることでしょう。
また、崖の上の景色も万座毛の大きな見どころ。
万座毛の上はたくさんの芝生と南国植物に覆われていて、自然公園としてくつろげるロケーションが広がっています。
崖からの絶景に視線を向けて、潮風に吹かれながら、ぜひ芝生に寝転がってゆったりとくつろぎましょう。
美しい景観の中でのゆるやかなひとときは、沖縄本島旅行の1ページを素敵な思い出で彩ってくれるでしょう。
那覇空港からの行き方
那覇空港からレンタカーに乗って、一般道であれば1時間半、高速道路で1時間弱を目安に辿り着くことができます。
万座毛は非常に有名なスポットですので、カーナビでそのまま「万座毛」と調べるだけで詳細なルートを検索することができます。
またバスで訪れる場合は、「万座ビーチ前」で降車すれば、すぐに万座毛へと到達できるでしょう。
青の洞窟
万座毛と同じ恩納村に位置している青の洞窟は、沖縄本島でもひときわ変わった景観と出会えるスポットです。
ここは琉球石灰岩で生まれた岬の一部が海の侵蝕によって削られることで生まれた海蝕洞であり、洞窟でありながら、その中は海水で満たされています。
そんな海蝕洞に陽光が差し込み、洞窟内の海に反射した光はいくつかの条件が奇跡的に合致した地形の効果もあって、青く美しい輝きを放ちます。
洞窟内はとても天然のものとは信じられないほどの青光に満たされていて、そのことに由来して青の洞窟という名称で呼ばれているのです。
おすすめポイント
「青の洞窟」というスポット名を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実は青の洞窟という名称のスポットは世界中にいくつも存在しており、それらすべてが特殊な地形によって洞窟内が青色に輝くという性質を持っています。
イタリアやギリシャ、また国内でも複数同名のスポットがあり、いずれも美しい青色と出会うことができるのです。
しかし、恩納村にある青の洞窟は、それらの中でも屈指の人気を誇っており、その理由はアクセス性の良さと遊びやすさ。
ここは真栄田(まえだ)岬と呼ばれるスポットと隣接しているのが特徴で、真栄田岬には停めやすい大きな駐車場と充実した設備が整っています。
この真栄田岬を拠点にすると、売店でアクティビティグッズなどをレンタルすることができ、なんと洞窟内の海でシュノーケリングなどを楽しめてしまうのです。
真栄田岬では青の洞窟でのアクティビティツアーも開催されているため、初心者の方でも美麗なロケーションの中で充実のアクティビティ体験を堪能できますよ!
那覇空港からの行き方
那覇空港から青の洞窟までは、レンタカーを利用するのが一番簡単な移動手段と言えるでしょう。
高速道路で1時間、一般道で1時間半ほどの所要時間となっていて、道路も比較的わかりやすい道のりなのが嬉しいポイント。
またナビ検索に際しては、「青の洞窟」よりも「真栄田岬」の名称で検索した方がしっかりとルートが表示されやすくなっています。
またバスで訪れる場合は、「久良波」で降りた後、徒歩でおよそ10分で辿り着けますよ。
水納島ってどんなところ
沖縄本島について一通りチェックした次は、水納島について紹介していきたいと思います。
まず冒頭の基本的な説明を反芻させていただくと、水納島は沖縄本島の1km隣にある小さな離島です。
その面積はほんの0.5平方kmほどで、地形上の大きな特徴はその島の形。
三日月に似た形からクロワッサンアイランドと呼ばれていて、美しさに満ちた島の環境は、ユニークな愛称と共に多くの人々から愛されています。
那覇空港・渡久地港からの行き方
水納島に渡航する際の玄関口となるのは、那覇市よりも北にある本部町谷茶。
那覇空港から移動する際はレンタカー、もしくはバスの利用が基本となり、レンタカーだと一般道が約1時間10分、高速道路で約50分の所要時間が目安です。
一方バス移動なら「やんばる急行バス」の利用がおすすめとなっていて、「本部博物館前」で降りれば港までは徒歩で約10分。
路線バスと高速バスを利用することもできますが、乗り換えが必要となる上に3時間、4時間の旅路となるため、体力と時間を考えればあまり推奨はできません。
渡久地港に到着後、水納島には往復料金1,730円、所要時間が約15分の高速船に乗って向かいます。
渡航にかかる時間自体は短いため、よほど弱い方以外は酔い止めはなくても大丈夫でしょう。
1つ知っておきたい注意点として、水納島行きの船は事前の予約ができません。
島行きのチケットは当日券のみとなっていますので、渡航をお考えの際は早め早めの確保を心がけましょう。
水納島が選ばれる理由
沖縄県には水納島に限らず、魅力的な離島が数多く存在しています。
その中で水納島が多くの人々から観光先として選ばれる理由は、一体何なのでしょうか。
もちろん島そのものの魅力など、いくつもの理由が存在していますが、その中でも水納島にしかない強みとして挙げられるのが、沖縄本島観光との連動性です。
往復でも30分ほどという近さは、沖縄本島からの日帰り観光を可能としていて、本島観光と同じ日程内に水納島への観光を組み込む方が多数いらっしゃるほど。
特に渡久地港は上で紹介させていただいた美ら海水族館のすぐ近くであるという点も大きなメリットで、大人気の美ら海水族館と同じ日に水納島行きを楽しむことができるのです。
また水納島への船は当日券しかないと述べましたが、それ以外に本島で主催されているアクティビティツアーにも水納島への移動とアクティビティがセットになったものが多数。
渡航をツアーに任せてしまえば、集合場所にさえ遅れず行けば何の心配もなく、気軽に水納島観光を味わえてしまいます。
ツアーのプランそのものも数多いため、それぞれの旅行スタイルに併せたものを選択できる点も嬉しいポイントです
水納島の魅力
水納島には小さな島ながら固有の魅力が盛りだくさん!
ここからは訪れる人々を魅了してやまない水納島の情報に、迫っていきましょう。
青い海と白い砂浜が広がるビーチ
水納島に行った人がまず目にすることになるのは、宝石のように青い海とサンゴ由来の白い砂浜が広がるビーチです。
沖縄県に多くの人々が期待する景観をそのまま具現化したような美しいロケーションは、思わずため息を漏らしてしまうほどの素晴らしさ。
ビーチもメインビーチ1つだけではなく、いくつかのスポットからお好みの場所を選ぶことができます。
賑やかな観光ビーチから穴場ムードの漂うビーチ、シュノーケリング向きのビーチなどバリエーションも豊かで、一日ではとても遊びつくせない環境が私たちを待っています。
マリンアクティビティを楽しもう
沖縄といえば多種多様なマリンアクティビティ。
もちろん水納島でも爽快なものからのんびりとできるものまで、よりどりみどりのアクティビティを楽しむことができます。
特に水納島はシュノーケリングが盛んな土地で、いくつかのビーチでそれぞれ異なる雰囲気の海を味わうことができるのが大きな特徴。
個人で潜ってもツアーに参加して潜っても、それぞれ趣の異なる楽しさを味わえるのが水納島のいいところです。
石畳のきれいな道
そして、島の中のロケーションが面白いところも水納島のもう1つの特徴。
島を歩いている途中に足元に目を落とすと、オシャレな白い石畳が敷き詰められていることに気づくでしょう。
この石畳も水納島の見どころの1つで、南国の青空と白い石畳、道端の亜熱帯植物を一緒に見られる光景は非常にフォトジェニック。
道中で足を止めて写真撮影にいそしむ方も少なくありません。
思わずシャッターを切ってしまいたくなる景観が水納島全体に満ちています。
地元民おすすめの観光スポット
沖縄本島に続いて、水納島も地元民からの評価も高いスポットをピックアップしています。
独自の魅力を持った3つのビーチを取り上げていますので、順にしっかりとチェックしていきましょう!
水納ビーチ
まずは水納島を代表する名スポット、水納ビーチからご紹介していきたいと思います。
水納島の名前を冠していることからもわかるように、水納ビーチは水納島のメインビーチです。
弓なりに弧を描いた島の外側部分、水納島北部に沿うように位置し、水納港からは目と鼻の先です。
おすすめポイント
水納ビーチは北側の外周に長く伸びたロングビーチであり、広々とした敷地が幸いして、沖縄のビーチが観光客で込み合いがちな夏場でも十分にリゾート感を得ることができます。
離島ならではのブルーに輝く美しい海も魅力たっぷりで、砂浜も素足で歩けるきめ細やかな砂質です。
離島観光情緒を堪能するにはこれ以上ない環境が揃っている水納ビーチは、沖縄全体で見てもかなり上位に位置づけられる観光スポットだと言えるでしょう。
もちろんシャワー、トイレ、売店なども充実していて、監視員も常駐、クラゲ防止ネットも備えられています。
水納島におけるアクティビティの中心地でもあって、各種アクティビティ用具をレンタルすることもできますよ。
ツアーの開催も多いため、水納島を訪れたなら、まず迷わず足を運んでいただきたいスポットです。
水納港からの行き方
水納ビーチがあるのは水納港の隣。
船が到着する桟橋から浜辺に行くまで1分もかからないような立地ですので、迷うことはまずないでしょう。
灯台下のビーチ
2つ目に紹介する灯台下のビーチは、水納ビーチと同じ砂浜を東に約600m進んだところです。
同じ砂浜なのに違う名称であることに違和感を覚えるかもしれませんが、別名が付けられているのにも納得なほどに、水納ビーチと灯台下のビーチでは環境が異なっています。
水納ビーチを観光用ビーチだとするなら、こちらは穴場ビーチといったムードが特徴です。
おすすめポイント
灯台下のビーチの目印は水納島灯台。
その下に広がっている一帯の砂浜を指した名称が灯台下のビーチなわけですが、こちらは水納ビーチに比べると人の数が多くありません。
同じ砂浜でなぜ差が出るのか、その理由は設備の充実度の違いにあります。
シャワーやトイレ、売店などの設備が水納ビーチに揃っているのは上で述べた通りですが、こちらにはそういった便利な設備が1つもありません。
監視員の方もいないため、安全管理は自分でしなければならず、利便性という点で大きく水納ビーチに劣っているのです。
しかし、そのデメリットを踏まえても、人が少なくのびのびと過ごせるビーチというのは大きな魅力と言えます。
大人気観光県の沖縄において、夏場の混雑は永遠の課題です。
その問題に直面せずに済むにも関わらず、海の美しさや砂質は水納ビーチと変わらず良好。
それでいてたった600m離れているだけと移動も苦にならない程度の距離。
安全管理を自分でできる方であれば、こちらで海遊びを楽しむのもおすすめとなっています。
水納港からの行き方
水納港から灯台下のビーチに行く場合、水納ビーチに降りてそのまま600mほど東進していくのが最もわかりやすい道のりです。
または集落に移動して、そこから東向きの道を進んでいきましょう。
灯台が近づいてくれば、灯台下のビーチはすぐそこです。
カモメ岩のビーチ
3つ目に紹介するカモメ岩のビーチは絶好のシュノーケリングスポット。
ビーチ名になっているカモメ岩を筆頭とする岩々が熱帯魚たちの生息地を作り出し、海中景観を美しく彩ってくれています。
浜辺の砂質や景観は上2つに劣りますが、シュノーケリング愛好家の方々からは高い評価を得ているのがこのビーチの特徴です。
おすすめポイント
カモメ岩のビーチは面積で言えばあまり広くない方で、砂質は粗めなので素足で歩けば痛さを感じてしまうことも。
生えているアダンの木陰で海を眺めつつ一休みするような楽しみ方には向いていますが、一般的な海水浴などを楽しみたいなら上で紹介したどちらかのビーチに行った方が良いかもしれません。
しかしながら、シュノーケリングをするとなった途端に輝かしい魅力を放ってくれるのがカモメ岩のビーチです。
海中の起伏に富んだ地形は豊かな生態系を生み出していて、その景観を一言で喩えるなら天然のアクアリウム。
水納島の誇る海の美しさを、全身で堪能してみるのはいかがでしょうか。
水納港からの行き方
カモメ岩のビーチに行く場合、一度集落を経由する必要があります。
そこから南向きに伸びている道を1km弱進んでいけば、カモメ岩のビーチに辿り着くことができますよ。
水納島で楽しめるアクティビティ
ここまでの文章中にも何度か出てきていますが、アクティビティは水納島観光における一番の醍醐味と言っても過言ではありません。
たくさんのアクティビティと出会える水納島で、特に盛んなものを数種類ご紹介してみたいと思います。
遊んだことのあるものを楽しむのもいいですし、初めての体験にチャレンジしてみるのもおすすめです!
シュノーケリング
水納島といえばシュノーケリング。
そう言い切ってしまっても問題ないほど、水納島観光においてシュノーケリングは鉄板アクティビティです。
シュノーケルなどの簡単な装備を着けて潜るだけで、最高に美しい海の景観と出会うことができます。
おすすめポイント
シュノーケリングの魅力はなんといっても簡単であること。
シュノーケルで呼吸しながら潜水を楽しめるという本格派アクティビティでありながら、技術的に求められる要素はほとんどありません。
浅い場所で楽しむなら泳げる必要すらなく、思い思いの楽しみ方ができるのがシュノーケリングの大きなメリットです。
もちろん海での遊びですので油断せずに取り組むことは求められますが、お子様からご高齢の方まで幅広い年代が楽しめる点はシュノーケリングの素晴らしさだと言えるでしょう。
水着以外の用具はすべてレンタルできますので、ふらりと訪れてもすぐに体験することができますよ。
ダイビング
シュノーケリングと同じく海中を眺められる潜水アクティビティとして、続いてご紹介してみたいのがダイビング。
こちらはライセンス取得しなければ潜ることができない超本格派アクティビティですが、体験ダイビングと銘打たれたツアーであればライセンスなしでも参加が可能。
水納島ではいくつもの体験ダイビングツアーが開催されていて、初体験にはもってこいの環境なのです。
おすすめポイント
ダイビングは酸素タンクを背負い、レギュレーターと呼ばれる装置を口に着け、それを介してタンク内の酸素を吸って海中呼吸を行うという大掛かりなアクティビティ。
かなり深い深度まで潜っていくことができる分、万が一にも事故を起こさないためにライセンスを取らなくてはならないのです。
しかし、上述のように、体験ダイビングであればライセンスなしでも問題ありません。
熟練のインストラクターの方が一緒に潜ってくれて、安全に気を配りながら色々なサポートを行ってくれるため、安心に潜水を楽しめます。
深い海の景観は想像を絶するもので、海面を見上げた時のきらきらとしたゆらめきは筆舌に尽くしがたい美しさ。
悠々と泳ぐ海の生き物たちと触れ合えば、一生の思い出に残ること間違いなしです。
一度水納島の海深くの美しさを体験すれば、本格的にライセンス取得にチャレンジしてみたくなってしまうかもしれません!
SUP
SUP(スタンドアップパドルボード)をご存知でしょうか。
これはサーフィンから発祥したアクティビティであり、サーフボード、もしくはSUP専用のボードに立って、バランスを保ちながら海をパドルで漕ぐというもの。
気軽に楽しめる難易度でありながら、抜群にフォトジェニックなオシャレ体験ができるとして大いに人気を集めています。
おすすめポイント
近年Instagramの隆盛などに伴って人気が上昇しているのがSUPの特徴ですが、アクティビティとしての歴史は決して浅くはありません。
元を辿ればハワイのワイキキに集ったサーファーたちが、バランスを取る練習としてサーフィンの合間に遊んでいたのがSUPの原点。
そこから徐々にサーファー以外の層に広まり、フィットネス効果を得られる点に注目が集まり、欧米のセレブ層への流行を経て、一般的なアクティビティとして根付きました。
サーフィンに由来していると聞くと難易度の心配をされる方も多いのですが、SUPには大型のボードを使用するため、かなり安定性が高くなっています。
老若男女を問わず楽しめて、朝、昼、夕、夜とどんなロケーションにも対応できるのがSUPの強みです。
特に夕方はサンセットSUPとして専門のツアーが組まれていることも多く、鮮やかに沈んでいく沖縄の夕日を背景に海面にたたずむ姿は、インスタ映え抜群なものとなっています。
夕方に限らず、とにかくSUPは写真映りの良さで他の追随を許しません。
SUP中に写真を自分で撮るには難しいので、写真を残したいとお考えの方はぜひツアーに参加しましょう。
SUPツアーはスタッフによる写真撮影サービスが付いているものが多く、ツアー終了後に無料でデータを送信してくれます。
事前に撮影サービスがあるかどうかを問い合わせた上で、参加するツアーを決めるのもいいかもしれませんね。
土地によってはボード上でヨガをするツアーも開催されているほどの自由度が魅力ですので、気負わず気楽に参加されてみてはいかがでしょうか。
パラセーリング
空から海や島を見下ろせるパラセーリングも、水納島の人気コンテンツの1つとして挙げられます。
パラセーリングとは水上バイクで牽引されて、上空40m以上にまで浮き上がって景色を楽しめるアクティビティです。
地上14階のビルにも相当する高さから、スリリングかつ爽快に一体を見晴らすことができますよ。
おすすめポイント
パラセーリングは高所を楽しむ勇気さえあれば、自分で操作をしなければならないという部分が全くないのが特徴です。
スピードと高さに身を任せるだけですので、大小の差はあれ個人の技量が関わる他のアクティビティと比べると、遊園地のアトラクション的な楽しみ方に近いかもしれません。
誰でも同じように楽しめるという点は旅行においてかなりの魅力で、複数人で訪れた際にもそれぞれの向き不向きに左右されないのが嬉しいところです。
40m以上の高さから下を見下ろせば、三日月型の島がクロワッサンアイランドと呼ばれている理由も一目瞭然。
島の美しい形状をじっくり眺めれば、より愛着を持って水納島観光を楽しむことができますよ。
カヌー・カヤック
もう1つ紹介しておきたいアクティビティは、小船に乗って海を楽しめるカヌーとカヤックです。
これは実際に目にしたことがある方や、テレビや雑誌などのメディアでご覧になられたことがある方が多いかもしれません。
非常に易しいアクティビティですので、どなたでも気軽に参加することができるものとなっています。
おすすめポイント
カヌーやカヤックは最低限の操船を理解していれば特別なルールはありませんので、じっくりゆっくりマイペースな時間を楽しむことができます。
1人で乗るのもいいですが、2人乗りができるのもこれらの特徴。
お友達でもカップルでも親子でも、親しい人と乗って一緒に景観を楽しめばこれ以上ないほどリラックスした時間を味わえるでしょう。
カヌーもカヤックも安定性が高く、多少の波風では転覆することはありません。
ライフジャケットも着用して乗るため、万が一ひっくり返ってしまったとしても泳げないと危険があるわけではなく、安心度の高いアクティビティです。
大人との同乗であれば年齢制限もありませんので、幼いお子様と一緒に乗るのにもピッタリですよ。
特に他のアクティビティへの参加がまだ難しい小さなお子様が、沖縄の海の美しさを経験するのに最適なのがカヌーとカヤック。
物心がつく前のお子様であっても、その美しさはきっと一生の思い出になってくれること請け合いですよ。
水納島で人気のツアー3選
水納島観光において、人気度の高いツアーを3選ご紹介致します。
いずれも渡航までがセットになったツアーですので、チケット確保の心配がないのも大きな魅力。
ぜひ旅行の際の参考にしてみてくださいね。
水納島でシュノーケリング!<ボートエントリー>(No.604)
色とりどりのサンゴやお魚に出会える、大人気ボートエントリーのシュノーケリングプラン!
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、ちょっとしたクルージング感覚を味わいながら、気軽にシュノーケリングをすることができます。
水納島で体験ダイビング!<ボートエントリー>(No.605)
インストラクターのサポートのもと、感動の世界へ飛び込みましょう!
透き通る海、きれいなサンゴ、鮮やかな魚たちがあなたをお迎えします。
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、重い機材を背負って歩くこともなく気軽にダイビングができます。
【夏季限定】水納島海水浴フリープラン(パラソル付き)(No.613)
水納島海水浴に選べる種類から組み合わせて自分達だけのオリジナルプランを作っちゃいましょう!
もちろん海水浴のみのお申込みもOK!お客様の旅行御予定に合わせたプラン作成が可能です。
まとめ
沖縄本島についての観光情報と、沖縄本島から日帰りで観光できる水納島についての観光情報をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
別々の島ではありますが、水納島を語る上で沖縄本島の存在は切っても切り離せない重要なもの。
せっかく水納島に行くなら沖縄本島の観光を楽しんでおきたいですし、逆もまた然りだと言えるでしょう。
那覇市から渡久地港までは海沿いの国道をずっと進んでいくこともでき、ドライブルートとしても、とても美しい景観となっています。
美ら海水族館と併せた観光ルートも非常に楽しいものとなっていますので、沖縄本島を訪れる際は、ぜひ水納島にも足を運ばれてみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございます。