宮古島ってどんなところ?水納島から行ける?水納島と宮古島を徹底比較
目次
宮古島と水納島の魅力や観光スポットをご紹介
みなさまは沖縄県への旅行と聞くと、どのようなイメージを抱かれるでしょうか。
那覇市の街並みや首里城、あるいは美ら海水族館など、沖縄本島のスポットを思い浮かべられる方は多いのではないかと思います。
しかしそこから少し詳しい方になると、石垣島をはじめとする離島観光をイメージされる方も出てくるでしょう。
沖縄県といえば、沖縄本島の景色や文化がクローズアップされがちですが、広い海域に数多くの島々が点在している沖縄においては、離島観光もまた一大コンテンツと言えるのです。
さて、そんな離島群の中から今回取り上げさせていただくのは宮古島と水納島です。
宮古島は石垣島に次ぐ大規模なリゾート島であり、対して水納島は沖縄本島から近く、本島観光と併せて巡れるコンパクト感で人気を博しています。
なお、宮古島から西にも水納島という同名の島が存在していますが、この記事で述べるのは沖縄本島そばの水納島になります。
対照的な2つの離島を、それぞれ順番にチェックしていきましょう。
宮古島と水納島の距離
まず、2つの島の間はどれほどの距離が離れているのでしょうか。
宮古島は沖縄本島よりも300km以上の海で隔たれていますが、水納島があるのは沖縄本島のすぐ西です。
よって、宮古島と水納島の距離もかなり遠めの326kmとなっています。
水納島から宮古島へのアクセス
これだけの距離が離れている上、水納島は小さな島ですので島内に空港などは存在しません。
そのため、水納島から宮古島に行くためには沖縄本島を経由する必要があります。
経路としては、まず水納島にある水納港から渡久地港へと渡航。
そこからレンタカーかバスなどで那覇空港を目指し、そこから宮古島までは飛行機に乗っての移動となります。
複数の交通手段を乗り継いでの移動が必須となるため、水納島と宮古島を同じ旅行日程に組み込むのは少し大変だと言えるかもしれません。
宮古島ってどんなところ
それでは、まず宮古島から島の概要をチェックしていきましょう。
宮古島があるのは沖縄本島からさらに南西。
そんな立地だけあって島は沖縄県らしい亜熱帯気候に属しており、年間を通してリゾート地らしい温暖な気候に包まれています。
また宮古島観光は、宮古島だけでなく橋で繋がれたいくつかの島々を含めた宮古諸島観光を指すのが特徴です。
伊良部島や下地島などへレンタカーのまま渡ることができ、離島とは思えないほど広い範囲の観光が楽しめます。
宮古島への行き方
宮古島は沖縄本島からもかなりの距離が離れているため、2021年現在、フェリーや高速船といった船での渡航手段が存在しません。
宮古島へアクセスするには沖縄本島、もしくは国内のいくつかの主要都市からの空路のみとなります。
ユニークな点として、宮古諸島には離島でありながら宮古空港、下地島空港と2つも空港が存在しています。
利用者が多いのは宮古空港の方で、こちらには感染症の影響で観光客が減少する以前の2019年には年間180万人以上もの人々が訪れました。
一方、下地島空港の方にも3社の航路が就航しており、こちらは空港内が高級路線となっていて客層の住み分けがされています。
いずれかの空港を目指して空路を利用するのが、宮古島へのアクセス手段です。
宮古島行きの飛行機がない空港から宮古島を目指す際は、沖縄本島へと一度向かってから飛行機を乗り継ぐ必要があります。
宮古島の魅力
上でも述べましたが、宮古島はかなり広大な土地を誇る離島です。
その面積は158.87平方kmであり、一周する際の距離はおよそ100kmという長さ。
離島ではありますが、徒歩であちこちを巡ろうという考えはあまり現実的とは言えないでしょう。
ただし広域を巡ることを考えなければ、宮古島は徒歩での観光にも大変適した島です。
というのも、宮古島は海底のサンゴ礁が隆起することで生まれたいかにも沖縄らしい島であり、その成り立ち上、山や丘といった起伏のある地形が非常に少ないという特徴があります。
そのため歩いても疲れにくく、またレンタカーを利用して回る際も運転がしやすいのです。
それでは、そんな宮古島の魅力を見ていきましょう。
青く輝く海
まず宮古島および宮古諸島の大きな魅力として挙げられるのは、一帯を囲んだ青い宝石のように輝く美しい海です。
橋で繋がれた宮古諸島の各所には、観光に適した素晴らしい浜辺がいくつも点在しています。
そのバリエーションも非常に豊かで、広々と開放的で海水浴に適したビーチから、プライベートビーチのような静かな時間を楽しめる穴場ビーチまで様々。
いずれの海も宮古ブルーと称される青い海に面している点は共通していて、亜熱帯気候の暖かさとあわせて最高の南国情緒を味わうことができます。
多種多様なアクティビティが楽しめる
もちろん、宮古ブルーの海ではマリンアクティビティやマリンスポーツも盛んに行われています。
いくつもある観光ビーチでは現地ツアーが開催されていたり、アクティビティ用品の貸し出しがあったりと、アクティビティは宮古島観光の大きな楽しみといえるでしょう。
島そのものがサンゴでできていることからもわかるように、海域にもサンゴが豊富ですので、マリンアクティビティで海に出れば、その美しさを思う存分楽しむことができます。
サンゴのある場所とない場所で、ブルーからエメラルドグリーンへと色味を変える海を堪能すれば、日頃の疲れを忘れて非日常感をたっぷりと味わえること間違いなしです!
子供から大人まで楽しめる
宮古島はその広さ相応に楽しみ方の幅が広く、幼いお子様からご高齢の方まで満足できること請け合いです。
海でのアクティビティにも、体力の有無が関係しないものがたくさんありますし、南国ならではの草木や花々が島内のあちこちを彩っています。
その中でも特徴的なのが、夜にだけ咲くことで知られているサガリバナ。
添道サガリバナと呼ばれるスポットでは、梅雨明けの時期から7月末ごろにかけて、夜間にサガリバナがライトアップされており、名所として親しまれています。
アクティビティを楽しめるほどには体力に自信がない方でも、眺めて楽しめるスポットが数多くあり、平坦な地形がドライブにも適しているのが宮古島の特徴です。
地元民おすすめの観光スポット
それでは、地元民からも評価の高い、宮古島のおすすめ観光スポットを見ていきましょう。
ぜひ足を運んでいただきたい素敵なスポット揃いとなっています。
与那覇前浜ビーチ
宮古島の地元民も観光客も口を揃えてその名を挙げるナンバーワン観光スポットが、与那覇前浜(よなはまえはま)ビーチです。
東洋一のビーチといわれるほど有名で、その称賛にまったく恥じない白く美しい砂浜が、なんと7kmにも及ぶ超ロングビーチとして広がっている光景を見ることができます。
おすすめポイント
与那覇前浜ビーチから臨める海は、もちろん青く美しい宮古ブルーの海です。
南国の日差しに照らされてきらきらときらめく海は、エメラルドやアクアマリンのように青や緑に輝き、まるで宝石箱のよう。
宮古島と隣接した来間島が海の先に見えているのも象徴的で、宮古島と来間島を繋ぐ来間大橋も併せた眺望は、そのままカレンダーの表紙を飾れそうなほどの美景です。
国内外から多くの観光客が足を運ぶこのビーチは、マリンスポーツの名所としても名高く、ジェットスキーやバナナボート、バンドワゴンなどたくさんの種目を楽しめます。
浜辺でのバーベキューも魅力の一つ。
セット一式をレンタルすることができますので、波の音を聞きながら、気軽に浜辺でのバーベキューを堪能するのもいいですね。
また写真撮影スポットとしても人気が高く、ウェディング用写真の撮影場所の定番にもなっています。
フォトジェニックな景観の中、インスタ映えする1枚を狙ってみるのもおすすめですよ。
宮古空港・下地島空港からのアクセス
宮古空港から与那覇前浜ビーチに移動する場合、レンタカーで約10分の距離となっています。
また下地島空港から移動する場合は、レンタカーで30分ほどです。
非常に有名なスポットですので、カーナビの地名検索でルートを調べるのが良いでしょう。
またバスを利用する場合は「上地南」が最寄りの駅であり、そこから徒歩で25分が移動時間の目安となっています。
ちなみにこのスポットは、現地では前浜(マイハマ・マイバマ)とだけ呼ばれることも多いことを覚えておきましょう。
砂山ビーチ
2つ目に紹介させていただく砂山ビーチは、与那覇前浜ビーチとはまた趣の異なる魅力を持っています。
立地は訪れやすく、宮古島で一番栄えている市街である平良から4km程と近いのが嬉しいところ。
面した海の美しさもさることながら、こちらのビーチの特徴はその地形にあります。
おすすめポイント
砂山ビーチを訪れると、まず目に入るのは白砂が積もった小山です。
沖縄のビーチの象徴とも言える、真っ白な砂が積もった山を登って越えると、その先に白い砂浜と青い海の絶好のロケーションが広がります。
このビーチのシンボルは、隆起サンゴの岩でできたアーチ。
隆起したサンゴは琉球石灰岩と呼ばれ、宮古島の島全域の礎となっているのもこの岩であり、ここではそれが芸術品のようなアーチを描いたものを目にすることができるのです。
サンゴのアーチは宮古島でも有数の自然景観として人気を集めており、非常にインスタ映えすることから、思い思いに写真を撮影していく方が多数います。
海の浸食で脆くなっているため、残念ながら下をくぐることは禁止されていますが、それを差し引いても十二分に訪れる価値があるスポットです。
天然の芸術品をじっくり眺めながら波の音に耳を傾ければ、心身ともにリラックスできる最高のひと時を堪能できますよ。
宮古空港・下地島空港からのアクセス
宮古空港からは車で15分、下地島空港からは30分程度で砂山ビーチまで辿り着けます。
レンタカーのカーナビを利用すると便利なのは与那覇前浜ビーチへのアクセスと同様なのですが、こちらはカーナビの型によっては名前でのルート検索ができません。
そのため「沖縄県宮古島市平良字荷川取705」の住所で検索するか、マップコード「310 603 263*55」でルート検索を掛けるのが良いでしょう。
なおバス停の最寄りは「成川入口」なのですが、40分ほど歩かなければならないため、基本的にはレンタカーでの移動がおすすめとなっています。
伊良部大橋
3つ目はビーチから趣向を変えて、伊良部大橋と呼ばれる大きな橋をご紹介させていただきます。
なぜ観光スポットの紹介で橋を?と不思議に思われるかもしれませんが、この伊良部大橋は宮古島屈指の景観スポットとして知られている場所なのです。
おすすめポイント
伊良部大橋は3,540mという非常に長い距離を誇る橋であり、その長さは無料で通行できる橋の中では日本一となっています。
この橋は宮古島と、その隣にある伊良部島の間を結んでいます。
現地の方々が日常的に利用している交通インフラとして、重要な役割を果たしているのですが、同時に観光スポットともなっている理由は、橋からのロケーションの素晴らしさです。
橋から眺める宮古島の海はひたすらに美しく、その透明度のおかげで橋の上からでも海中を見通すことができます。
あくまで橋ですので途中で車を停めるのは禁止ですが、すぐそばの駐車場に止めて歩道を歩いていくことで、橋の上からの眺望を楽しむことができますよ。
また伊良部大橋は開通が2015年とまた新しい橋であり、真っ白な外観は宮古ブルーの海との相性抜群。
非常にフォトジェニックな景観ですので、写真撮影にチャレンジしてみるのもおすすめです!
宮古空港・下地島空港からのアクセス
伊良部大橋まで宮古空港からは10分、下地島空港からは15分ほどの距離です。
ランドマーク的なスポットですので、カーナビに名称検索を入力するだけで伊良部大橋までの経路はすぐにわかります。
ただし、基本的には観光地ではなく交通の要衝ですので、伊良部大橋へ訪れるのを目的とするならバスはあまり適していません。
レンタカー、タクシーなどを利用して足を運ぶのが良いでしょう。
水納島ってどんなところ
さて、宮古島の次は水納島についてチェックしていきましょう。
冒頭でも書かせていただきましたが、水納島があるのは沖縄本島のすぐそばです。
距離にしてほんの1km程度であり、船の出ている渡久地港からはたったの15分で到着することができます。
水納島の別名はクロワッサンアイランドであり、水納島が三日月に似た形をしていることから名づけられました。
小さい島ですが美しい海に恵まれ、例年多くの観光客が足を運んでいます。
那覇空港・渡久地港からの行き方
那覇空港、渡久地港間を移動する際は、基本的にレンタカーかバスが用いられます。
レンタカーの場合、一般道なら1時間10分、高速道路なら50分ほどが所要時間の目安です。
注意しておきたいのは、那覇周辺の道路はかなり渋滞しがちであるという点です。
船の便に間に合わなくては大変ですので、時間には余裕を持って行動するようにしましょう。
駐車場は渡久地港の無料駐車場を利用できますので、駐車料金が必要ないという点は大きなメリットとなっています。
バス利用の場合はやんばる急行バスを利用し、「本部博物館前」で下車するのがオススメルートです。
2時間ほどで到着することができ、降りた後も徒歩10分ほどと手近なため便利です。
路線バスか高速バスを使い「名護バスターミナル」経由で「谷茶」に向かうルートもありますが、こちらはそれぞれ4時間、3時間とかなりの長旅になってしまいます。
渡航と併せての細かい時間の計算も立てにくいため、基本的にはレンタカーかやんばる急行バスの利用を推奨します。
渡久地港からは高速船で水納島へ向かいます。
往復料金1,710円で、15分の船旅を経て、晴れて水納島に到着となります。
なお、観光ハイシーズンとなる夏場は船便が混み合い、チケットを確保できない可能性があります。
水納島行きの船は予約不可で先着順となりますので、渡航をお考えの場合は、極力早めの時間に港を訪れてチケットを確保しましょう。
水納島が選ばれる理由
水納島は素晴らしい環境と景観を誇る美しい離島ですが、沖縄県は同様に美しい数々の島に恵まれた県です。
両手の指を折ってもとても数えきれないほどの素晴らしい島々の中で、水納島が旅行先として選ばれる理由は何か?
最も優れているのは立地だと言えるかもしれません。
水納島は沖縄本島と隣接した立地のおかげでアクセス性が良く、渡航に15分しかかからないため、沖縄本島観光と同日に回ることが可能となっています。
特に渡久地港のすぐ近くには、本島でもナンバーワンの観光スポットと呼び声が高い美ら海水族館があり、水納島への観光と合わせてプランを組む方が多いようです。
それを前提としたようなアクティビティツアーなども数多く組まれていますので、上手に利用されるのがおすすめですよ。
水納島の魅力
もちろん水納島には、立地だけでない島そのものの魅力もたくさんあります。
自然景観をはじめとする、水納島の見所に迫っていきましょう。
青い海と白い砂浜が広がるビーチ
水納島は離島環境ですので、もちろん島の周囲は沖縄の青い大海に囲まれています。
そんな海に面した浜辺が島の北側にロングビーチとして広がっていて、港の付近から外周4kmほどの白い浜辺を目にすることができるのです。
特に水納港と隣接している水納ビーチは観光に適しており、風光明媚な景観と整ったレジャー設備で遊びやすさ随一。
海水浴からアクティビティまで、盛りだくさんの海観光を味わうことができます。
マリンアクティビティを楽しもう
その水納ビーチを筆頭に、水納島はマリンアクティビティが楽しめるスポットが複数存在しています。
水納ビーチは、アクティビティ用具をレンタルしたり現地ツアーに参加したりと、さまざまなアクティビティを気軽に体験できるのが大きなアピールポイントです。
美しいビーチで水納島の海を臨みながら行うアクティビティは、リゾート感をたっぷりと感じさせる素敵なものです。
また、他のビーチへと足を運んでシュノーケリングを楽しむのもおすすめします。
特にシュノーケリングに向いたビーチについては、下の項目で別途ご紹介させていただきたいと思います。
石畳のきれいな道
離島とあって、田舎然とした牧歌的なロケーションを想像して足を運ばれる方も多いようで、実際島には50人以下の小さな集落があるだけでありコミュニティは大きくありません。
しかしそんな島の中で異彩を放っているのが、港から集落にかけての道に敷き詰められた白く美しい石畳の道です。
古かったり廃れていたりするものでもなく、しっかりと手入れの行き届いた石畳が敷かれた道のりは、見るものの目を大いに楽しませてくれます。
徒歩がメインの移動手段となる島の中で、道路を歩きやすく保ってくれている石畳は、水納島を象徴するシンボルの1つだと言えるでしょう。
地元民おすすめの観光スポット
宮古島に続き、水納島も地元民からの評価が高い観光スポットを見ていきたいと思います。
3ヶ所取り上げさせていただきますが、こちらも負けず劣らず、必見の素晴らしいスポットばかりです!
水納ビーチ
水納島を代表するスポットといえば、港から出てすぐの場所に広がっている水納ビーチです。
上で述べさせていただいたロングビーチがここであり、島の北側に位置したこのビーチは船の上からでも延々と伸びている様子を見ることができます。
水納島にある水納ビーチと島の名前を冠していて、観光客の大半はこのビーチを主な目的として島に足を運びます。
おすすめポイント
水納ビーチの特徴は、離島ならではの美しいロケーションです。
白砂が積もった浜辺には快活な南国の日差しが降り注ぎ、青みを帯びた海は穏やかな波の音で私たちを出迎えてくれます。
波打ち際に寄せる透明な水に足を浸せば、旅路の疲れと一緒に日常の鬱憤も溶けてなくなっていくことでしょう。
人気のビーチですので、もちろん観光シーズンは賑やかさに包まれますが、沖縄本島の人気ビーチと比べれば人出が多すぎないのも嬉しいところです。
パラソルをレンタルしてリゾート気分を楽しむもよし、バーベキューに舌鼓を打つのもいいですし、元気よく海水浴に興じるのももちろんいいでしょう。
砂質がきめ細かくやわらかなため、ビーチサンダルやマリンシューズを履く必要もありません。
実は沖縄にはサンゴ由来のコーラルサンドでできていて砂質が粗いビーチが多く、素足で歩けるというのは実は大きなメリットなのです。
加えて、監視員やクラゲ防止ネットといった安全面の設備も整っている点も嬉しいところ。
あらゆる面においてリゾート観光に適したビーチとなっています。
水納港からの行き方
水納ビーチは水納港の隣にあるため、船を降りてすぐ到着します。
道に迷いやすい方でも、迷うことはないでしょう。
灯台下のビーチ
2番目に紹介させていただくのは灯台下のビーチ。
これは水納ビーチからずっと続く砂浜を、600mほど東側に歩いたエリアを指す名称のことです。
地続きではありますが雰囲気が異なっていて、わざわざ足を延ばす価値のあるスポットとなっています。
おすすめポイント
水納島灯台の下に広がるこの砂浜にはシャワー、トイレ、売店、監視員といった設備が設けられておらず、単純に海水浴場として見れば水納ビーチに劣って見えるかもしれません。
観光用エリアではないため、それほど管理されていないエリアなのです。
しかしそれはそのまま長所にも繋がっており、まず砂浜に人の数が少なく、水納ビーチよりもさらにのびのび過ごせるというのが1つの大きなメリットになります。
そして海も遊泳区域が定められていないため、自分での危機管理は必要となりますが、広々とした海を泳ぐことができるのです。
シンプルに海水浴や砂浜での遊びを楽しむのに適しているのはもちろん、見逃せないのがシュノーケリングスポットとしての適性です。
穴場的なムードの中で美しい海に潜っていけば、より深い没入感を得られること請け合いですよ。
水納港からの行き方
水納港から灯台下のビーチに行くための経路は2つあります。
片方は上述の浜辺を東側へと辿っていく道で、もう片方は一度集落へと移動してから東への道を辿っていくというもの。
集落から歩く場合は、灯台を目印にまっすぐ進んでいくと到達できるでしょう。
いずれの道もそれほど遠くはありませんので、集落に寄りたいかどうかで決めるのがおすすめです。
カモメ岩のビーチ
3番目にご紹介させていただくカモメ岩のビーチは、水納港や水納ビーチとは逆の南側に位置しています。
上で少し触れていたシュノーケリングスポットに適しているビーチとはこちらのことです。
砂浜の目は粗く景観もまあまあと、一般的なビーチとしての評価ではそれほど優れていないのですが、こと海中景観においては非常に優秀なスポットなのです。
おすすめポイント
ビーチ名に岩の名前が付いているように、ここから臨む海は、底が岩で出来ています。
海底の地形がでこぼことしていて起伏に富んでいるため、そんな起伏に身を隠すことを目的としてたくさんの熱帯魚たちが身を寄せており、豊かな海が生まれているのです。
また、ビーチ名になっているカモメ岩は、シュノーケリングの目的地として程よい距離感に位置しています。
カモメたちがよく巣を作ることで知られているデコボコとした岩であり、泳ぎの上手さにもよりますが、岩までは浜辺から20分ほどで到達できる距離。
近くまで泳いでいくことができれば、周辺には多くの熱帯魚たちが群れを成して泳いでいる姿を見ることができるでしょう。
なお、このビーチにも監視員の常駐はありません。
体調や海の様子はしっかりと見極めつつ、無理はせずにシュノーケリングを楽しみましょう。
水納港からの行き方
港からカモメ岩のビーチまでは1km足らず。
南側にある浜辺ですので、集落から南方面への道を直進していけば辿り着くことができますよ。
水納島で楽しめるアクティビティ
水納島観光と言えばマリンアクティビティですよね。
水納ビーチを中心に、多種多様なアクティビティに興じることができるのが水納島の醍醐味です。
人気が高いものをピックアップしたので、ぜひ旅行の参考にしてくださいね。
シュノーケリング
青く透明な沖縄の海をフルに楽しむために、欠かせないのがシュノーケリングです。
参加のハードルも低く、数え切れないほどの人々が沖縄の海でシュノーケリングを楽しんでいきます。
もちろん水納島でも、最高の環境下でのシュノーケリングを堪能することができますよ。
おすすめポイント
水中マスクと呼吸用の筒が一緒になったシュノーケルを着けて海に潜れば、水納島のクリアな海を遠くまで見通すことが可能です。
サンゴの中で熱帯魚たちと戯れる体験はなかなか得難いもので、まるで水族館の水槽の中にそのまま潜ったかのような驚きを与えてくれます。
本格的に泳いで潜ってと活発に楽しむのもいいですし、泳げない方や体力に自信のない方は浅いところでのんびりと楽しむこともできます。
水納島を訪れたのなら、ぜひシュノーケリングを体験されてみてはいかがでしょうか。
ダイビング
シュノーケリングと同じく、潜水アクティビティとして人気なのがダイビングです。
こちらは、自力で潜るにはライセンスが必要というハードルの高さがありますが、水納島では体験ダイビングツアーが盛んに行われているため、ライセンスがない方でもダイビングが体験できます。
体験ダイビングのご説明も併せて、下でもう少し詳しく見ていきましょう。
おすすめポイント
ダイビングは酸素タンクを背負い、レギュレーターを付けることで水中でも呼吸をすることが可能となります。
習熟度に応じてより深い海へと潜っていくことができるのですが、相応の能力が必要であることからライセンス取得が必須となっているわけです。
しかし、そのライセンスがなくても潜るための手段として挙げられるのが上述の体験ダイビング。
体験ダイビングと銘打たれたアクティビティツアーに参加すれば、有資格のインストラクターが一緒に潜ってくれるため、ライセンスなしで潜ることが可能となっています。
水納島では現地ツアーが開催されていますし、沖縄本島でも水納島で体験ダイビングを楽しむツアーが催されています。
どちらでも問題なくダイビングを体験することができますので、ぜひ機会があれば水納島の海へのダイブを楽しまれてみてください!
SUP
SUPことスタンドアップパドルボードも、水納島のアクティビティを語る上で外せない種目の一つです。
これは、ハワイの地でサーフィンから分岐するように発祥したアクティビティであり、サーフボード、もしくはSUP専用ボードの上に立って海の上を漂うというものです。
移動はパドルで漕ぐことで行われ、元がサーフィンでありながら、難易度は易しめなのが特徴となっています。
おすすめポイント
このSUP、元はワイキキのサーファーたちがボードに乗る練習用アクティビティとして生み出したものだったのですが、現在は老若男女広い層に楽しまれています。
初めの頃は普通のサーフボードなどが用いられていたのですが、アクティビティとしての発展を遂げるうちに、用いられるボードが徐々に大き目のものへと変化してきました。
現在ではサーフボード、SUPボードのいずれも共通してかなり大型のサイズが使用されていて、その大きさのおかげで波に揺られてもぐらつきを感じません。
安定感が高く、ちょっとやそっとではバランスを崩さずに済む上に、適度な波の心地を感じることはできますので、体幹へのフィットネス効果が抜群です。
ゆらゆらとハンモックやゆりかごのように海に揺られる感覚を味わえるため、南国旅情に浸るのにも最適なアクティビティとなっています。
またボードに乗る姿は非常にフォトジェニックで、インスタ映えを狙いたい若年層にも人気が高まっているのが最近の傾向です。
朝、昼、夕、夜とさまざまなシチュエーションでのツアーを楽しむこともできますし、時間帯に応じた写真を撮影して楽しむこともできます。
水納島での最高の思い出作りに、まだ体験したことがない方もぜひSUPにチャレンジされてみてください!
パラセーリング
ここまでにご紹介したアクティビティとは異なり、海の中や海面ではなく、海の上の空からのロケーションを堪能できるのがパラセーリングです。
高速で走る水上バイクで牽引してもらって、ふわりと軽やかに高空40m以上にまで浮かび上がり、絶景を堪能することができます。
おすすめポイント
パラセーリングの長所は、なんといっても高空からの見晴らしの良さです。
沖縄県内にはさまざまな場所に展望台がありますが、パラセーリングで到達できる40mという高さは14階ほどの高層ビルに匹敵します。
しかも空の上ですので、木々や山、建物といった周囲の見晴らしを遮るものが何一つありません。
好天の日に水納島の青空を舞えば、周辺の海やクロワッサンに似た形の水納島や、沖縄本島までを広々と見渡すことができるでしょう。
そして水納島の透明な海は、上空から見下ろした際に水中の生き物たちを目視できるほど澄み渡っています。
運が良ければウミガメが泳いでいる背中を見ることもでき、南国の離島を訪れたという大きな実感を得られます。
島のロケーションを広く楽しむという点において、これ以上のアクティビティはないと断言してしまってもいいでしょう。
水納島を訪れた際の必須アクティビティと言っても過言ではありませんよ!
カヌー・カヤック
ウォーターアクティビティの定番であるカヌー・カヤックは、川遊びのイメージの方が強いという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は海を楽しむのにも非常に適しています。
カヌー・カヤックのいずれも構造がしっかりとしていて、波に晒されても重心を崩されることがほとんどないからです。
仮に転覆してしまったとしても船の向きを戻すのが容易であり、ライフジャケットを着用しての乗船ですので泳げる必要もないという気軽さもウリと言えます。
おすすめポイント
カヌー・カヤックは誰でも簡単に乗れることから、子供からご高齢の方まで幅広い年齢層の方に人気があります。
パドルを使って漕ぐのは腕が疲れそうだと心配される方もいらっしゃいますが、カヌーやカヤックは推進力がかなり高く、それほど力を入れずともスイスイ進むのが特徴です。
少しコツを掴めばそれなりの距離を移動することもでき、会場の色々な場所からの景色を楽しむことができるでしょう。
じっくりと景観を楽しみたい離島観光にはぴったりで、亜熱帯の暖かな気候下で海風に吹かれつつ波に身を任せる感覚は、リラクゼーション効果も抜群です。
またどちらの船も2人乗りをすることができ、カップル、友達、親子と2人組で乗って楽しめる点も魅力と言えます。
特に、1人でアクティビティを楽しむには年齢が足りていない幼いお子様に、水納島の海を味わわせてあげることもできますので、お子様連れの旅行の際はおすすめですよ。
のどかな時間を過ごすことができ、水納島の海でくつろぐためには最高のアクティビティとなっています。
水納島で人気のツアー3選
水納島についてご紹介させていただいたところで、そんな水納島を堪能できる3種のツアーをピックアップさせていただきました。
ぜひ参考にしてみてください。
水納島でシュノーケリング!<ボートエントリー>(No.604)
色とりどりのサンゴやお魚に出会える、大人気ボートエントリーのシュノーケリングプラン!
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、ちょっとしたクルージング感覚を味わいながら、気軽にシュノーケリングをすることができます。
水納島で体験ダイビング!<ボートエントリー>(No.605)
インストラクターのサポートのもと、感動の世界へ飛び込みましょう!
透き通る海、きれいなサンゴ、鮮やかな魚たちがあなたをお迎えします。
ボートエントリーは、船でポイントまで直行するので、重い機材を背負って歩くこともなく気軽にダイビングができます。
【夏季限定】水納島海水浴フリープラン(パラソル付き)(No.613)
水納島海水浴に選べる種類から組み合わせて自分達だけのオリジナルプランを作っちゃいましょう!
もちろん海水浴のみのお申込みもOK!お客様の旅行御予定に合わせたプラン作成が可能です。
まとめ
宮古島と水納島、2つの離島についてのご紹介はいかがでしたか?
同じ離島という括りではありますが、沖縄本島から離れていて、広大な敷地にたくさんの魅力で溢れているのが宮古島です。
沖縄本島から近く、狭い面積の中にギュッと魅力が凝縮されているのが水納島と、いずれも負けず劣らずの長所を持っているのがこれら2つの島です。
いずれの島にもこの記事だけでは紹介しきれなかった見所がまだまだありますので、機会があればぜひ足を運んでみてくださいね!